『ゴッドファーザー』全3作はやはり見ごたえがある2021年01月06日

 一昨日と昨日の二日がかかりで、昨年末のBSプライム放映を録画した映画『ゴッドファーザー』全3作をまとめた観た。3作とも20年以上昔に観ているが、強烈な印象が残っているだけで物語の詳細は失念している。

 傑作映画だとの安心のもとに、初めて観るような楽しみを味わえ、正月らしい至福の時を過ごした。3作とも3時間前後の長尺で、9時間以上の時間を要したが退屈することはなかった。

 3作まとめて観ると、役者たちが年齢を重ねていく様子がわかり、共に長い時間を過ごした気になる。取り戻すことができない「時間」という宿命も感じる。この映画の公開年と作品が扱う時代は次の通りだ。

『ゴッド・ファーザー』1972年公開:1945年頃の話
『ゴッド・ファーザーPART2』1974年公開:1958~1959年と1901~1925の話の二重進行
『ゴッド・ファーザーPART3』1990年公開:1979年頃からの話

 言わずと知れた、米国のイタリア・マフィアの物語で、フィクションではあるが、イタリア移民やマフィアの歴史を垣間見た気がする。また、数年前にシチリア旅行を経験していることもあり、マフィアの原風景シチリアのシーンにも惹かれた。

 この映画にはキューバ革命やローマ法王急死などの現実の出来事が反映されている。昔、観たときはそんなことを気にとめなかたように思う。年を取ってくると、歴史絡みの部分に関心がわく。

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