ブログは衰退しつつあるそうだが…2025年10月03日

 昨日(2025.10.2)の朝日新聞の「天声人語」がブログの栄枯盛衰に触れていた。2000年代初頭に広まったブログは衰退期にあり、googleブログが11月で閉鎖、LINE やYahoo!はすでにサービスをやめているという。

 そんな話を聞くと、このアサブロがいつまで続くか心配になる。利用者としては、当分は続けてほしいのだが…。

 私はブログを情報発信や公開日記とは考えていない。自分自身のための備忘録である。この何年か、読了した本の読後感をブログに書いている。読了したすべての本について書いているわけではないが、なるべく書こうと努力している。

 読後感を書く理由は忘却への抵抗である。年を取ってから読んだ本の内容はすぐに忘れてしまう。読んだことさえ忘れることも多い。だから、十数年前から読了した本の書名、著者名、読了日などをEXCELに記録している。これで、読んだか否かは確認できるが、書名を思い出してもその内容が甦ってくるわけではない。

 内容を思い出せない本でも、読後感の文章が残っていれば助かる。何を書いた憶えていない読後感を読み返すと、その本の内容がある程度甦ってくる。読後感に書いていないことまで思い出すこともある。
 
 読後感ブログを書くようになってからは、何年か前の読後感を読み返して「そうだ、そうであった」と記憶の底をさらう体験を何度もしてきた。読後感を書いてもその本の内容はすぐに忘れてしまう。だが、読後感が内容を思い出すキーになるのは確かであり、それは私にとって有効で有益なキーである。

 芝居を観た記録をできる限りブログに残しているのも、思い出すキーになるからである。

 そんなわけで、私は私自身のためにブログを書いている。ならば、ブログでなくて私的な文書として残せばいいのだが、それがなかなか難しい。他人に読んでもらうのが目的でないと言いつつも、ブログの方がモチベーションが多少上がるのは確かだ。だから、ブログサービスはいつまでも続けてほしいと思う。

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