久々にDVDで『太陽を盗んだ男』を観た ― 2025年07月23日
映画『太陽を盗んだ男』(監督:長谷川和彦、原案:レナード・シュレイダー、脚本:長谷川和彦、レナード・シュレイダー、出演:沢田研二、菅原文太、池上季実子、他)を久々にDVDで観た。
中学教師の沢田研二が独力で原爆を製作し、日本政府を脅迫する話である。
この映画の封切りは1979年だが、私は当時は観ていない。後に評判を聞いて観たいと思ったが、なかなか機会がなかった。CATVで観て、さらにDVDで観たのは10年以上前だと思う。大筋はボンヤリ憶えているが細かい所は失念している。
今回、この映画のDVDを観ようと思ったのは、映画『桐島です』の脚本家・梶原阿貴が書いた『爆弾犯の娘』を読んだからである。この本によれば、『太陽を盗んだ男』には歌舞伎町の大きな手配写真の看板が映るシーンがあり、そこに著者の父・梶原譲二と桐島聡が並んで映っているそうだ。そのシーンを確認したくなった。
そんな動機で観た『太陽を盗んだ男』だが、あらためて「こんなブツ飛んだ映画だったのか」と感心し、十分に楽しめた。この映画が封切られた1979年、しらけの時代とも呼ばれた頃である。そんな時代の空気を背景にした何ともエネルギッシュな映画だ。
学校の授業ではヤル気を見せない理科教師(沢田研二)が、交番を襲って拳銃を奪い、拳銃を使って東海村の原発からプルトニウムを盗み出し、プルトニウムを使って自宅アパートのキッチンで原爆を作ってしまう。原爆を完成させるまでのシーンは何度観ても印象深くて面白い。
主人公は明白な証拠によって自分は原爆を所持する核保有「国」だと日本政府に通告する。政府は一個人が原爆を所持している事実を隠蔽しようとする。主人公は政府を脅迫するのだが、何を要求すればいいかわからない。政治や金銭への無関心がしらけ世代的である。警部(菅原文太)との熱いアクション展開は、ハチャメチャで狂躁的だ。冷めた気分と熱い空気の混ざり具合がいい。
映画の中盤で手配写真も確認できた。歌舞伎町派出所の上部に「あなたの近くに爆弾犯人はいませんか?」の大看板が掲げられていた。下段の右端から宇賀神寿一(桐島と同時に逃亡。1982年逮捕。2003年出所)、桐島聡(2024年、逃亡中に病死)、梶原譲二(1985年自首。1991年出所)、鎌田俊彦(クリスマスツリー爆弾事件リーダー。1980年逮捕。無期懲役)である。
この映画には、歌舞伎町がある新宿をはじめ1979年当時の東京の情景がいろいろ出てくる。それが懐かしく感じられる。自分がジイサンになったのだと自覚した。
中学教師の沢田研二が独力で原爆を製作し、日本政府を脅迫する話である。
この映画の封切りは1979年だが、私は当時は観ていない。後に評判を聞いて観たいと思ったが、なかなか機会がなかった。CATVで観て、さらにDVDで観たのは10年以上前だと思う。大筋はボンヤリ憶えているが細かい所は失念している。
今回、この映画のDVDを観ようと思ったのは、映画『桐島です』の脚本家・梶原阿貴が書いた『爆弾犯の娘』を読んだからである。この本によれば、『太陽を盗んだ男』には歌舞伎町の大きな手配写真の看板が映るシーンがあり、そこに著者の父・梶原譲二と桐島聡が並んで映っているそうだ。そのシーンを確認したくなった。
そんな動機で観た『太陽を盗んだ男』だが、あらためて「こんなブツ飛んだ映画だったのか」と感心し、十分に楽しめた。この映画が封切られた1979年、しらけの時代とも呼ばれた頃である。そんな時代の空気を背景にした何ともエネルギッシュな映画だ。
学校の授業ではヤル気を見せない理科教師(沢田研二)が、交番を襲って拳銃を奪い、拳銃を使って東海村の原発からプルトニウムを盗み出し、プルトニウムを使って自宅アパートのキッチンで原爆を作ってしまう。原爆を完成させるまでのシーンは何度観ても印象深くて面白い。
主人公は明白な証拠によって自分は原爆を所持する核保有「国」だと日本政府に通告する。政府は一個人が原爆を所持している事実を隠蔽しようとする。主人公は政府を脅迫するのだが、何を要求すればいいかわからない。政治や金銭への無関心がしらけ世代的である。警部(菅原文太)との熱いアクション展開は、ハチャメチャで狂躁的だ。冷めた気分と熱い空気の混ざり具合がいい。
映画の中盤で手配写真も確認できた。歌舞伎町派出所の上部に「あなたの近くに爆弾犯人はいませんか?」の大看板が掲げられていた。下段の右端から宇賀神寿一(桐島と同時に逃亡。1982年逮捕。2003年出所)、桐島聡(2024年、逃亡中に病死)、梶原譲二(1985年自首。1991年出所)、鎌田俊彦(クリスマスツリー爆弾事件リーダー。1980年逮捕。無期懲役)である。
この映画には、歌舞伎町がある新宿をはじめ1979年当時の東京の情景がいろいろ出てくる。それが懐かしく感じられる。自分がジイサンになったのだと自覚した。
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