トウモロコシが齧られた2014年08月21日

鹿(?)に齧られたトウモロコシと簡易フェンス
 八ヶ岳の山小屋で、この夏はインゲン、キュウリ、ナス、ジャガイモとトウモロコシを収穫した。出来栄えは例年とあまり変わらないが、トウモロコシはイマイチだった。

 実は、今年の畑には昨年までと違う事情があった。動物対策のため、畑の周囲に簡易な網フェンスを作ったのだ。

 今まで、動物対策などは気にとめずに野菜を作ってきて、被害にあうこともなかった。たまに話すことがある近所の人からは「うちの畑は鹿に荒らされる」とか「イノシシがジャガイモを掘り返す」などと聞いていた。だが、わが畑は無事なので現実感がなかった。

 あるとき、ふと気付いた。わが畑が動物に荒らされないのは隣家の犬のおかげではなかろうかと。

 わが山小屋の隣家は何頭もの犬を飼っている。副業でブリーダーをしているのだ。それも、普通の犬ではない。警戒心が強く、よく吠える犬である。縄文時代から日本にいた犬に近い貴重な犬種で、その保存活動のようなことをしてるそうだ。

 隣家の人は犬の吠え声を気にしていたが、当方は犬が嫌いではないので迷惑ではなかった。その隣家が昨年、いなくなってしまったのだ。どこかへ引っ越したらしい。

 そうなると、にわかに畑の動物対策が気になってきた。あの狼に近い犬がいなくなれば、わが畑も動物に狙われると思った。ホームセンターで動物対策用の網を買ってきて、畑の周囲に巡らせた。ささやかな畑ではあるが、かなり大変な作業だった。

 その結果、トウモロコシが被害にあった。何本かが倒れていたので台風のせいかと思ったが、よく見ると果実のいくつかに齧られた跡がある。おそらく鹿にやられたのだろう。フェンスが低すぎたようだ。

 さて、来年はどうするか。自然の恵みを動物におすそ分けするのもよしという心境になればいいのだが、難しい。月に1回か2回しか行かない手抜き菜園で、ダメでもともと、収穫できればメッケ物という気持で始めたのだが、動物に荒らされるとやはりくやしい。

 今年のフェンスの反省をふまえて、より頑丈で高いものを作るとなると、なかなかの工事になりそうだ。ずるずると深入りしていいものだろうか。現在、考え中である。

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