今年は早めに草刈り2023年04月30日

 3週間ぶりに八ヶ岳南麓の山小屋の行った。前回植えたジャガイモの芽かきにはまだ早いかと思ったが、3~10センチの芽が出ていたので1~2本に間引いた。

 草刈りをするかどうか迷った。雑草は思ったほどには繁茂していない。例年はもっと繁茂した初夏に第1回目の草刈りをしている。次回でいいかなとも思ったが、怠け心を抑えて、繁茂前に草刈りをすることにした。何事も大事に発展する前に早め早めに対処する方がいいに決まっている。

 草刈り機にガソリン(混合燃料)を入れようとして、タンクにまだガソリンが残っているのに気づいた。草刈り機を使うときは燃料を使い切るようにしていたはずだが、なぜか残っている。昨年、最後の草刈りのとき、もう一度使うつもりで残していて失念したのかもしれない。

 タンクに残ったガソリンに新たなガソリンをつぎ足していいのか、昨年の燃料は捨てるべきなのか、よくわからない。燃料の缶には「3年保存可能」と明記している。その保存は容器でなくタンクでもOKなのだろうか。もったいないので、つぎ足すことにした。

 草刈り機のエンジンは紐を引っ張って始動させる。一発で始動することはほとんどない。何回か試みてやっとトントントンとエンジンがかかる。この作業をするとき、いつも心おだやかではない。うまく始動するか不安なのだ、特に今回は、昨年のガソリンが混ざっているので不安だった。何とかエンジンがかかったときはホッとした。

 紐を引っ張ってエンジンをかける作業は、ささやかではあるが「不安」が「喜び」に変わる体験を味わえる。これは、日常のなかの貴重な一瞬かもしれない。