ポンペイ展で往時の豊かな文化生活を偲ぶ ― 2022年03月20日
東京国立博物館で開催中の特別展「ポンペイ」を観た。モザイク画や彫刻をはじめ多様なポンペイの遺物が展示されている。私はローマ史に関心があり、イタリアへは何度か行ったが、ポンペイやナポリには行ってない。当分、訪れるのは難しいだろう。むこうから至宝が来てくれるのは有難い。
事前に新聞記事・テレビ番組・ネットなどで主な展示物をチェックしていた。当然ながら実物には迫力があり、画像と実物は違う。特に違いを感じたのはサイズである。想定していたより小さいものがいくつかあった。小さいからがっかりしたわけではない。
チラシにも載っている「辻音楽士」のモザイク画は意外に小さい。モザイク1片のサイズが思ったよりかなり小さく、3ミリ程度だった。それ故に全体は想定よりはるかに小さくなる。モザイクとは思えない緻密さに驚いた。
「踊るファヌス」という彫刻は等身大を想像していたが、高さ71センチだった。邸宅の広間に置かれていたらしい。躍動感のある見事な彫刻で、室内に置くにはこのサイズがちょうどいいと思えてきた。
紀元79年のヴェスヴィオ山噴火でタイムカプセルになったポンペイの遺品の多くは、当時の富裕な邸宅を飾っていた絵画や彫刻である。宮殿や大寺院の遺物ではない。美術館に鎮座する芸術品というよりは優雅な生活の場を色取った装飾品である。
ポンペイ滅亡時の日本は卑弥呼以前の弥生文化の時代だ。そう思って展示品を眺め廻すと、ポンペイの人々が享受していた華麗で豊かな生活に驚かざるを得ない。
先日、ポンペイの落書きを扱った本を読み、ポンペイに残された落書きの面白さを知った。今回の展示に落書きはないと思っていたが、一点だけあった。と言っても賃借人を募集する広告文なので、ポスターに近い。ラテン語など読めはしないが、大文字だけの壁面を見て、これが「ポンペイの落書き」かと少し感動した。
事前に新聞記事・テレビ番組・ネットなどで主な展示物をチェックしていた。当然ながら実物には迫力があり、画像と実物は違う。特に違いを感じたのはサイズである。想定していたより小さいものがいくつかあった。小さいからがっかりしたわけではない。
チラシにも載っている「辻音楽士」のモザイク画は意外に小さい。モザイク1片のサイズが思ったよりかなり小さく、3ミリ程度だった。それ故に全体は想定よりはるかに小さくなる。モザイクとは思えない緻密さに驚いた。
「踊るファヌス」という彫刻は等身大を想像していたが、高さ71センチだった。邸宅の広間に置かれていたらしい。躍動感のある見事な彫刻で、室内に置くにはこのサイズがちょうどいいと思えてきた。
紀元79年のヴェスヴィオ山噴火でタイムカプセルになったポンペイの遺品の多くは、当時の富裕な邸宅を飾っていた絵画や彫刻である。宮殿や大寺院の遺物ではない。美術館に鎮座する芸術品というよりは優雅な生活の場を色取った装飾品である。
ポンペイ滅亡時の日本は卑弥呼以前の弥生文化の時代だ。そう思って展示品を眺め廻すと、ポンペイの人々が享受していた華麗で豊かな生活に驚かざるを得ない。
先日、ポンペイの落書きを扱った本を読み、ポンペイに残された落書きの面白さを知った。今回の展示に落書きはないと思っていたが、一点だけあった。と言っても賃借人を募集する広告文なので、ポスターに近い。ラテン語など読めはしないが、大文字だけの壁面を見て、これが「ポンペイの落書き」かと少し感動した。
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