大竹しのぶの『ピアフ』で歌唱を堪能2022年03月18日

 日比谷のシアタークリエで大竹しのぶ主演の『ピアフ』(作:ハム・ジェムス、演出:栗山民也)を観た。シャンソン歌手エディット・ピアフの生涯を描いたこの芝居、初演は2011年、その後2013年、2016年、2018年と再演を重ね、今回(2022年)は5回目の上演である。

 大竹しのぶがピアフを演じているのは以前から知っていたが、特にシャンソンが好きなわけでもなく観劇はパスしていた。今回の公演を観る気になったのは、いずれ大竹しのぶも老いていくのだからは、今のうちに熱唱する姿を観ておかねばと思い直したからである。私(大竹しのぶより9歳上)もいつまで観劇できるかわからない。

 エディット・ピアフは貧民街で育ち、路上で唄っていたのを見出され、やがて国民的な歌手となり、1963年10月10日、47歳で病死する。そのピアフの生涯を点描風に描いた芝居である。折々のシーンの積み上げが人生だという気分になる。

 この芝居の肝は大竹しのぶの歌唱にある。共演者も熱唱する。ミュージカルではないが、歌唱がメインの舞台だ。やはり、大竹しのぶは芸達者である。

 ピアフの生涯の点描には、パリがナチスに占領された時代もある。どんな芝居でも「戦争が始まった」という場面には衝撃が走る。舞台上の戦争開始シーンを眼前にすると、現在進行形のウクライナ侵攻を連想せざるを得ない。舞台上では、すぐにパリ解放のシーンに転換したのだが……

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