薪を入手。小カブは失敗。2014年01月23日

◎薪を調達

 昨年11月、このブログに八ヶ岳の山小屋の薪が心細くなっていると書いたが、その後、何とか軽トラック1台分の薪を調達できた。現地の知人から「近くの障がい者施設で薪の配達・販売をしている」との連絡があり、すぐに電話を入れた。雑木の薪は売り切れていたが、ナラの薪はまだ残っていて、無事配達してもらった。これで、景気よく薪ストーブを使うことができる。

◎小カブは枯れていた。

 で、先日、山小屋に行ってきた。薪ストーブを燃やし続けると狭い小屋の室温は24度にもなってしまった。外は氷点下でも、室内は東京のわが家よりはるかに暖かい。
 薪は何とかなったが、昨年の10月中旬に種まきをした小カブは、根が細いまま枯れていた。昨年の12月に生育不全を確認していたので、ダメだろうなあと思いつつも、一縷の期待もあったが、やはり完全な失敗だった。

◎気まぐれで種をまいたが

 この冬、畑をやるつもりはなかった。夏に現地の友人が急逝し、アドバイスを受けたり食事をふるまってもらえる便利で頼りになる人物がいなくなり、喪失感もあって、寒い時期にひんぱんに山小屋に行くのが億劫になったのだ。
 でも、秋口に気まぐれで小カブの種を購入し、夏の畑の後始末をするついでに種まきをした。種の袋には「寒冷地での種まきは9月中旬まで」と表記されていたが、ダメもとで10月中旬にまいたのだ。
 その後、芽が出てきたので、間引きもした。しかし、青い葉は多少育っても根が一向に太くならない(写真上左)。そして、そのまま枯れてしまった(写真上右)。寒さのせいだとは思うが、原因はよくわからない。

◎成功は失敗の母

 ホームセンターで小カブの種に手が伸びたのは、大根の成功体験があったからだ。以前、大根の種をまいたときは、大して世話もしないのに立派な大根が大量にできた。冬野菜も簡単だなと思った。
 今回、大根ではなく小カブにしたのは、土を深く掘るのが面倒だったからである。それに、大根もカブも似たような野菜で、小さい分だけカブの方か育ちやすそうな気がしたのだ。
 大根は土に石が混っていると二股になってしまう。八ヶ岳山麓は火山のせいか、土の中に大小の石がゴロゴロしている。わが畑の土も石が多い。大根の種をまくときは、その下だけをかなり深く掘って石を除去した。これは、かなり大変な作業だった。
 あんな面倒な作業はしたくないと思って小カブにしたが、見事に失敗してしまった。

 小カブの失敗で、つくづく「成功は失敗の母であるなあ」と思った。最初は真面目に律儀に取り組んで成功しても、その成功体験で高をくくるようになると、判断も作業もずさんになり失敗してしまうのだ。大いに反省しなければならない。

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