雪の畑にジャガイモを植える2017年03月27日

 八ヶ岳南麓の山小屋のささやかな畑では毎年ジャガイモを植えている。種イモの植え付け時期は、手引書によれば東京などでは2月下旬から3月下旬だが、寒冷地の八ヶ岳では4月上旬から5月上旬だ。時期の後半になるとホームセンターなどで種イモの入手が困難になる。

 今年はいろいろ予定があり4月に八ヶ岳に行けるか否か不明なので、3月26、27日(つまり昨日と今日の一泊)、ジャガイモを植えるために山小屋へ行ってきた。やや早いかもしれないが仕方ない。

 天気予報が雨または雪なのに出発したのは、八ヶ岳南麓は寒冷地であっても積雪は少ないので何とかなるだろうと楽観したからだ。実際にはこの2日で関東甲信越地方に例年にない積雪があり、那須では雪崩被害が発生した。八ヶ岳南麓も雪だった。積雪はさほどではなかったが。

 26日昼、山小屋に到着すると畑は雪で覆われ、雪が舞っていた。雪の中で作業する気になれないので、27日に植え付け作業をすることにした。夕方には雪がみぞれになり、畑の雪も溶け始めたので、翌朝には何とかなると推測した。ところが、夜中に再びかなりの雪が降ったらしく、27日の朝は一面の雪景色になっていた。

 雪の畑にジャガイモを植えていいものか否かよくわからない。手元に3冊の野菜作りの手引書があるが、どの本にも積雪の畑に関する注意書きなどはない。ままよと、雪の畑を耕して畝作りを始めた。この作業で体は汗ばんでくるのに手足の指先は凍えてくる。凍傷になりそうに思えたので、途中休憩で手足をお湯につけて人心地つけて作業を再開した。

 そんな苦労のすえ、雪の畑でのジャガイモの植え付けが完了し、夕刻には帰京した。天気予報によれば明日もまた彼の地は雪のようだ。この先は植物の生命力に頼るしかない。うまく育つだろうか。

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