畑荒らしの犯人は動物ではなく人間2019年08月07日

 八ヶ岳の山小屋の庭でささやかな野菜作りを始めて10年になる。最近は訪問の頻度も減り、畑を縮小しつつある。今年はダイコンとインゲンだけを植えた。

 7月中旬にはインゲンを収穫した。ダイコンの根はまだ4センチぐらいだったので収穫は次回に持ち越した。

 少し時間が経ち過ぎたが昨日(8月6日)、日帰りで収穫に行った。おどろいたことに20本(2畝)植えたダイコンは、発育不全の2本を残してすべて抜かれていた。ダイコンが動物に齧られたことはあるが、これは明らかに人間の仕業である。暗然とした。

 野菜とは別にブルーベリーを7本植えているが、これも人間にやられたようだ。7月は上旬と中旬の2回山小屋に行った。上旬のときはブルーベリーの果実はまだ青く、わずかに20粒ほどを試食しただけだった。7月中旬にブルーベリー収穫を期待して行ったとき、一粒も収穫できず不思議な気がした。動物被害にしては周辺が散らかっていないので、かすかに人間を疑った。今回のダイコンでブルーベリーも人間の仕業だと確信した。ブルーベリーの収穫は今回もゼロである。

 おそらく、インゲンもやられている。前回のインゲン収穫の際、そこそこに収穫できたものの、大きくなり過ぎたものがなく収穫量も思ったほどではなかった。天候不順のせいと思っていたが、盗まれていたに違いない。

 野菜作りを始めて10年、数多の動物被害にあってきたが、人間にやられたのは初めてである。相手が動物と人間では腹の立ちようがまったく異なる。動物に対しては多少のファイトもわくが、人間に盗まれたとなると、怒りが倍化すると同時に気分が沈んでしまう。