激しいひょうが降ったそうだ2014年06月29日

朝日新聞(2014年6月25日朝刊)より
 6月24日(火)午後、東京の三鷹市・調布市に激しいひょうが降った。この日、私は旅行で沖縄にいて東京の自宅は留守にしていた。ケータイにかかってきた友人からの電話でひょうのことを知った。わが家の近辺が大変なことになっていると心配して電話してきたのだ。大きなひょうが降り続き、車や家屋の被害も出ているそうだ。その後も、知人や身内からの電話が相次いだ。テレビのニュースやタブレット端末で1メートルほどにも積もったひょうの映像を見て驚いた。
 翌日には、車のディーラーからも「大丈夫でしたか」という電話が入った。ずいぶん昔に利用したことがある近所の車修理屋も電話してきた。みんな心配してくれるが、当方は沖縄にいるので様子はわからない。

 27日(金)の夜、わが家がどうなっていることかと思いつつ帰宅した。まず、びっくりしたのは、ガレージ前や玄関前のおびただしい落ち葉だ。尋常ではない量の落ち葉で家の前がうめつくされていた。
 家の中では雨漏りを2箇所発見した。昨年、防水工事をやったばかりなので、すぐに工務店に連絡した。
 翌日、担当者が来て点検した。ベランダや屋上の排水口が落ち葉で詰まり、大量のひょうがプールのように溜まり、防水部分の限度を超えたために雨漏りになったのだろうとの見立てだった。屋根の上方に樹木があるわけではないが、つむじ風のような風で葉っぱが大量に運ばれてきたようだ。
 とりあえず落ち葉の掃除をし、はたして今回の雨漏りが異常状況による例外的事故なのかどうか、しばらく様子を見ることにした。

 留守中にたまっていた新聞をめくっていると、25日の朝日新聞の社会面に激しくひょうが降ったエリアの地図が載っていた。およそ1キロメートル四方の狭いエリアだ。わが家は、見事にその狭い中に入っている。嬉しいわけではないが、宝くじに当たったようなものだ。

 わが家がこの希有な異常気象に遭遇している時に留守にしていて、激しいひょうを体験できなかったのは、やはり残念な気がする。宝くじの当たり券を持っていたのに、気付いたときは引き換え期限を過ぎていた、そんな気分か。