キツツキ再来襲2012年10月29日

上:収穫した大根、中:キツツキが穿った2つ目の穴、下:穴を塞いで釣り糸を張ってみた
 4週間ぶりに山小屋へ行くと、またキツツキにやられていた。前回ふさいだ廂の天井部分のすぐ横に、前と同じような直径10センチほどの穴があいている。この場所のどこが気に入ったのだろうか。

 今回は大根の収穫が目的だった。現地の友人から大根が立派に育っているとの連絡があった。初めてにしては上出来で30本ばかり収穫した。友人が調理してくれた大根づくしの料理も美味だった。

 それはさておき、キツツキである。前回と同様に板で穴を塞いだが、それだけでは心許ない。実はキツツキ除けの秘策として、今回は太い釣り糸を持参していた。これをキツツキの来そうな場所に張っておこうと考えたのだ。私の独自アイデアである。

 十年ほど前、東京のわが家と隣のマンションの間の塀に鴉が来るようになった。塀のマンション側にゴミ置き場が出来たせいだ。飛来する鴉を防ぐために、塀の上からわが家の軒にかけて釣り糸を縦横に何本か張った。釣り糸で一辺60センチほどの大きな格子を作ったのだ。この釣り糸格子の効果は抜群で、それ以来今日まで鴉は来ない。塀が糞で汚されることもない。

 そんな成功体験があったので、キツツキ除けに釣り糸がいいのではと思い付いたのだ。しかし、塀に比べると山小屋の軒は遥かに高く、防衛する範囲も広い。だから、釣り糸を張る作業は容易ではない。しかも、ゴミを目当てに来襲する鴉と違って、キツツキは何を目指してわが山小屋に来襲するのか、その生態が読めない。どこを重点的に防衛すべきかわからない。また、鴉に比べてキツツキはかなり小さいので、釣り糸の防衛網などは容易に突破するかもしれず、効果は未知数だ。

 ということで、やや中途半端な形で軒下に一本だけ釣り糸を張ってみた。中途半端な形になったのは、一人で遂行するには危険な作業だと判断したからだ。2階の狭いベランダに置い脚立の最上段に立って、柱に腕を回して身を外に乗り出すようにしなければ、天井に手が届かない。足を踏み外せば5メートル下に転落する。命が危ない。命を懸けてまでキツツキを撃退しようとは思わない。別に戦争をしているわけではないのだ。

 さて、この一本の釣り糸に多少の効果があるかどうか、今後の楽しみである。

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