私が昨年読んだ本のベスト32021年01月25日

 昨年初夏、「今年は、読んだ本の年間ベスト3を選定しよう」と思い立ち、心覚えに 前半6月までのベスト3を選定 し、そのまま失念していた。

 本日(1月25日)になって思い出し、あわてて読書リストのエクセルを開き、後半のベスト3と年間ベスト3を選んでみた。こんな選定をするのは、年々増大する忘却力へのささやかな抵抗の試みだが、その試みを失念しそうになるのだから情けない。

 2020年後半(9月から12月)に読んだ本のベスト3

『シルクロード世界史』(森安孝夫/講談社選書メチエ)
『想像の共同体』(ベネディクト・アンダーソン/白石隆・他訳/書籍工房早山)
『マックス・ヴェーバー:主体的人間の悲喜劇』(今野元/岩波新書)

 2020年に読んだ本のベスト3

◎『ダンヌンツィオ 誘惑のファシスト』(ルーシ・ヒューズ=ハレット/白水社)
   ダンヌンツィオの強烈な人物像に圧倒された。

◎『百年の孤独』(ガルシア・マルケス/堤直訳/新潮社)
   画期的名作と呼ばれる理由がわかる。濃密な不思議世界。

◎『マックス・ヴェーバー:主体的人間の悲喜劇』(今野元/岩波新書)
   ヴェーバー像が一新された。まさに悲喜劇。

 選定には迷った。一晩寝れば変わるかもしれないが、いまの頭で決めるしかない。