西表島でベトナム戦争映画を想起 --- 八重山諸島観光(1)2017年02月16日

 八重山諸島の石垣島、西表島(いりおもてじま)、竹富島を駆け足で巡る観光旅行に行った。沖縄本島には何度も行っているが離島は初めてだ。

 今回の訪問地では西表島が最も印象深かった。沖縄県では本島に次ぐ面積の島だが、その大半はジャングルなので人口は2千人ほど。石垣島から高速船で40分で行ける。

 西表島の大原港から観光バスに乗ると、運転手兼ガイドが「手前に見えますのが信号機です」と言った。何かの冗談かと思ったが、それは日本最南端の信号機だった。西表島で唯一の信号機で、本来はなくてもかまわないが、子供の教育のために設置しているとのことだ。真偽のほどは定かでないが、特別な信号機に見えてきた。

 バス観光の後、日本最大のマングローブの川を遡る観光船に乗った。その船の操縦士兼ガイドがバスの運転手兼ガイドと同じ人だったのには驚いた。一人で四役をこなしているのだ。

 沖縄返還以前のベトナム戦争の頃、米軍はこの地で大規模な演習をしていたそうだ。西表島がベトナムの地形に似ているからだ。そう言われてみると、西表島の風景が映画『プラトーン』や『地獄の黙示録』の光景と重なり、遠い地に来た気分になった。

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