ジャガイモOK --- 動物撃退成功か?2016年07月20日

◎ウルフピーの効果か?

 八ヶ岳南麓の山小屋の庭のささやかな畑が収穫期を迎え、昨日はインゲン、キュウリ、ジャガイモ、ブルーベリーを収穫した。

 昨年大半をイノシシに荒らされたジャガイモも今年は無事だった。イノシシ対策として、センサーライトを設置し、さらにウルフピーという動物忌避剤をフェンスに吊した。どちらが効果があったのかは分からない。

 ウルフピーとはオオカミの尿である。ネット検索でその存在を知り、通販で購入した。オオカミは日本にいないから輸入品だ。小さな穴のある容器にスポイトで小分けして使用する。

 私は、このウルフピーが効いたのではないかと考えている。以前、わが畑の隣家に犬のブリーダーが住んでいて、その頃は動物被害はなかった。何匹もいた犬は縄文時代の犬に近い特殊な犬種で、よく吠えていた。昼間は長いリードにつながれて屋外にいたが、高価な犬で盗難の恐れがあるため夜は屋内にいた。イノシシなどが出没する夜間、隣家の犬は屋内だったにもかかわらず、イノシシの被害はなかった。ということは、犬の臭いがイノシシを寄せ付けなかったと推定される。隣家の犬はオオカミに近い犬種とも言われていたので、オオカミの尿は効果がありそうに思えるのだ。

◎ハクビシンも撃退できるか?

 昨年はトウモロコシもハクビシンに囓られた。被害にあった時期は、実が大きくなりかかる今頃だ。ハクビシン対策についてもネット検索し、「ハクビシンなぜ逃げる」という直裁的な名称の動物忌避剤を購入し、これをフェンスにぶら下げた。成分は「天然植物エキス天然砂」とあり、よく分からないが、トウガラシのような強烈な臭いの粉が赤い不織布の袋に入っている。

 この動物忌避剤の効果は、収穫時期まで様子を見なければ分からない。

◎蜂の跋扈を許容

 イノシシ対策に設置したセンサーライトの近くに小さな蜂の巣ができ、数匹の蜂が舞っていた。蜂の巣はしょちゅうでき、発見するたびに除去しているが、今回は見逃すことにした。カボチャを植えているからである。

 野菜づくりのテキストによれば、カボチャには雄花と雌花があり、早朝に人工授粉せよと書いてある。花粉を媒介する昆虫類が多い場合は人工授粉の必要はないそうだ。わが畑は人間が常駐しているわけではないので、受粉は蜂たちにまかせるしかないと思い、蜂の巣を温存した。