ピースボートの広告からピースボートが消えた?2012年06月19日

2012年6月19日の朝日新聞朝刊の広告
 本日(2012年6月19日)の朝日新聞朝刊をパラパラとめくっていて「アレッ」と思った。ピースボートの新聞広告から「ピースボート」という見出しが消えているのだ。
 私は朝日と日経を読んでいるが、ピースボートの広告はよく目にする。新聞は今や中高年のメディアになりつつあり、新聞広告の営業はタイヘンらしいが、定年退職した中高年を主なターゲットとするピースボートにとって、新聞は恰好の媒体のようだ。

 私が乗船した4年前には「地球一周」と謳っていたが、少し以前から新聞広告の見出しが「世界一周」になったのは気付いていた。一般のクルーズと同じ表現の方が売りやすいと考えたのだろうが、「ピースボート」の見出しがない広告は初めて見た。以前から変わっているのを見落としていたのかもしれないが。

 新聞広告をよくよく見ると、小さい字で「第80回ピースボート地球一周の旅」という表記があった。正式名称は昔のままのようだ。
 とすると、集客のために「地球一周」ではなく「世界一周クルーズ」と謳い、「ピースボート」の文字を目立たなくしているようだ。「ピースボートとは何か」などという面倒なことに無関心な一般乗客を多く集めたいと考えているのだろう。

 企業の営業方針や集客活動にクレームをつけるつもりはないが、「参加者」ではなく「乗客」を集めるつもりなら、それなりの最低限度のサービスの提供には努力してほしいものだ。
 そうでなければ、スカイマークのように「接客業ではありません」的な居直り宣言文でも配布する方が無用なトラブルを招かないだろう。

 そんなことを思ったのは、私が乗船した後も私たちが体験したのと同様のトラブルを繰り返しているからだ。
 私のブログにも、最新の乗船者の方がコメントを寄せているし、62回と75回に乗船した人の報告もある。また62回の乗船者が中心に提訴した裁判も継続中だ。

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